2014年3月12日水曜日

うつわなおし うるしなおし

3/8(土)・9(日)は「うつわなおし うるしなおし」を行いました。

弘前の漆芸家・三上優司さんの金継ぎの相談・受付会と金継ぎワークショップです。

過去に金継ぎをした器のサンプルを
参考価格とともに展示しました。

過去に直した
金継ぎの見本を使って
直し方の参考にしてもらいました


金継ぎの事例と、
三上さんが作っている普段使いの漆作品のコーナー。
ぐいのみやiphoneケース、ブローチが並びました。





対面受付コーナー。
まずは破損の状態を見てもらいます。


対面相談・受付では、まず、割れたり欠けたりした器を見てもらい
破損の大きさを割り出して行きます。

そこから、金継ぎにかけられる予算と器全体のバランスなどから
接着の方法(漆またはパテ)・仕上げの色(金または銀→真鍮or錫/純金or 純銀)

を一緒に相談して、皆さんの納得の行く値段と方法を一緒に割り出していきました。

今回は日ごろ大事にしている食器を割ってしまった一般のお客様、
飲食店をやられている方や陶芸の作家さん、また、骨董品を集められている方など
幅広い層のお客様にご来場いただきました。

三上さんにご自身の好みを良く聞いてもらって、皆さん預けて帰っていただけて
本当に良かったなと思いました。
また、今回は予算に合わなかったので器を持ち帰られたお客様もいらっしゃいましたが
納得の行く予算でなんとか直していけたらいいな、と思います。

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続いて、金継ぎワークショップ編です。
ワークショップには合計5名の方が挑戦。
予定より時間オーバーしながらも、楽しく、始めての金継ぎを体験しました。


今回は手軽なパテでの直しです。
2液式のパテを混ぜて、欠けている所に
盛って行きます。

こちらは欠けではなくパキッと割れているので
接着をします。

乾いたパテを器のかたちに合わせて
削ってきれいにしていきます。
ヤスリで水研ぎをします。

このあと、パテと接着材の上から漆を細い筆で塗りました。
写真を撮り忘れました…
漆の上に仕上げの粉を落とします。
今回は金=真鍮/銀=錫
こちらの方は、
4年以上捨てずに取っておいたアップルのマグ。
やっと直すことができました!



この後、それぞれ自宅に持ち帰り一週間ほど乾かして水洗いして、完成予定です。

月並みですが、始めて金継ぎを経験してとても楽しかった、というのが
感想です。

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始めて開催した金継ぎ相談・受付会とWS、
沢山の方に触れていただくことができてとても良かったと思います。

今回受付会でお預かりしました器の仕上がりは6月上旬にお渡しとなります。

また、次回の相談・受付会&ワークショップは7月中旬を予定しています。
今回ご予定の合わなかった皆さまもぜひ、ご来場下さい。