2016年6月18日土曜日

修理メンテナンス受付を終えて



6/6(水)から開催したアクセサリーと金継の修理メンテナンス受付。

坂本喜子、nishikata chieko、FUJITA MIHOの
各作家さんがお忙しいなか、在店して受付してくれました。

また、久しぶりに行った三上優司さんの金継の受付も
見たこともないような骨董から、日常使いの器まで沢山、ご相談がありました。


作品の展示とは違い、ゆっくりした時間の中で
各作家さんの作品のお手入れや、気を付けた方がいい事を自分なりにまとめてみました。
長くなりますが、お読みいただければ幸いです。
-------------
坂本喜子
銀製品
やはりある程度時間が経過すると黒ずんでしまいます。
その際にはクレンザーや重曹で磨いていただいて構いません。
歯ブラシにクレンザー、重曹を取り、こすります。

勇気の出ない方は、重曹を指に取り優しくこすってみることをおすすめします。   

杢目銅(もくめがね)製品
蜜蝋で仕上げているため、杢目銅製品のクリーニングは作家にお任せ下さい。
いつでも当店で受け付けいたします。

------------
nishikata chieko
焼き付け模様付きの銅・真鍮アクセサリー
表面に模様を焼き付ける加工をしているため、
重曹、クレンザー、ピカール等の磨き剤は絶対に使用しないで下さい。

市販の金属磨きクロスややわらかい布で優しく拭いて下さい。
保管時は透明のビニール袋に入れて空気に触れないように
保管していただくと色が長持ちします。

模様が取れてしまった時は焼き付け直しも承ります。

また、以前使用していたイヤリング、ピアスの”真鍮”の金具は
かぶれやすい方もおられます。
現在はシルバー、K14GFの金具に変更しており
実費になりますが、交換できますのでお申し付け下さい。

--------
FUJITAMIHO(レース編みのアクセサリー)
FUJITAMIHOさんのアクセサリーの中でも、
羊歯(シダ)など葉っぱのモチーフは長く着けていると丸まってきます。

少しでも丸まりを防ぐために、使用後は分厚い本に
挟んで置くことをおすすめします。
この方法は、直射日光を防ぎますので
草木染の作品の退色の予防も兼ねられます。

金具の汚れが気になった時
FUJITAMIHOブランドのイヤリングのパーツは現在、シルバーを使用しています。
シルバーはクレンザーや重層で磨くことができますが、
こちらの作品の場合は、編んであるモチーフに薬品成分が付着すると
モチーフの変色の原因になります。

作家にご依頼頂ければ、モチーフを取り外してクリーニングいたしますので
ご自宅でのクリーニングはお控え下さい。


このメンテナンスの受付は、出来れば一年に一回のペースで
出来るといいな、と考えております。

ご購入いただいた作品を長くご愛用頂けるようにと願っております。